2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧
突然ですが、最初に少しだけ宣伝をさせていただきます。 2023年11月11日、追手門学院大学茨木総持寺キャンパスで開催される、昭和文学会秋季大会「特集:女性の/エッセイ再考」に、「批評とエッセイのあいだ――三枝和子『恋愛小説の陥穽』をめぐって――」とい…
日付が変わる前に。あなたに出会って、わたしは変わった。大切なことを、あなたは、たくさん、教えてくれた。あなたの言葉があるだけで、わたしは生きて行こうと思える。坂口安吾。ありがとう。愛しています。これからも、ずっと。 「桜の森の満開の下」彼の…
大学で、近代文学を教えている。授業で話すことはもちろん用意して臨んでいるが、しゃべりながら、ふと、気づくこと、解ることも、たくさんある。きょうも、そうだった。 文学と空間(土地や場所)をテーマに、さまざまな作品の「描写」の部分を資料にし、解説…
ガストン•バシュラールではないけれど、あるいは、三つ子の魂百まで、ではないけれど、幼少期の記憶というものは、やはりそのひとの一生を決定してしまうもののようである。それについて、いつか、まとまったものを書くことがわたしにもあるかもしれないと思…
さみしい、という感情を抑圧するようになったのは、いつ頃からだっただろう。 それは、母に自分を見てもらいたいという気持ちと、密接につながっていたような気がする。母は、子どもたちに関心がなかった。いつも自分の興味を追いかけていた(最近、わたしは…